「ホスピタル フットボール 」とは、病気で長期入院している子ども達と、彼らから見ると外の世界で暮らす子ども達を、アメリカンフットボールを簡単、安全に楽しむことができる「フラッグフットボール」を介して繋ぐ活動です。
アメリカンフットボール(フラッグフットボール)は、選手それぞれの役割が高度に細分化されています。中でも最も重要な役割はゲームの作戦、つまり1回1回の攻撃のためのフォーメーションを立てることです。
この作戦を立てる役割を病気で入院している子ども達が担います。そして、それを使って試合をする役割をフラッグフットボールのチームが担います。
この活動は2018年7月、全国15ヵ所にある小児がん拠点病院(*1)のひとつ「大阪市立総合医療センター」のAYA病棟(*2)でスタートしました。
(*1)小児がん拠点病院は、地域における小児がん医療及び支援を提供する中心施設として地域全体の小児がん医療および支援の質の向上に資するなどの整備に関する指針の要件を満たし、第三者によって構成される検討会の意見を踏まえて、厚生労働大臣が指定した病院です。(厚生省)
(*2)AYA世代:思春期・若年成人(おおむね15~29歳)特にがん医療において用いられる語。AYAはadolescent and young adultの略。AYA世代は小児から成人への移行期にあたり、小児(15歳未満)に多く発生するがんと、成人に多く発生するがんの両方が発生することから、治療が難しくAYA専門病棟の設置が進んでいます。
全国の小児病棟にホスピタルフットボールを普及するため。そして、入院している子ども達とその家族を支えるために「ホスピタルフットボールクラブ」を設立しました。
ホスピタルフットボールクラブは、複数のチームが参加して結成。
試合はチャリティーマッチとし募金活動を行います。
集まったお金は「NPO法人 病気の子ども支援ネット」を通じて、全国の小児がん拠点病院を中心に活動する病院ボランティアの団体に寄付します。
2019年11月24日に開催したチャリティー試合(ホスピタルボウル)の様子をご覧いただけます。