毎年約500の公立小中学校が廃校になっています。
少子化によって子どもがいなくなり、学校が廃校になり統合されていく流れが加速しています。今後も日本中で小学校がなくなる地域が増えて行きます。
日本の場合、多くの地域で住民自治が小学校単位で行われています。
歴史的にヨーロッパでは教会が、日本では小学校が地域の中心施設でした。
小学校は学びの場だけでなく、災害時の避難場所、地域交流のイベントの場としての利用されて来ました。住民の生活と小学校は強く結びついて来ました。
廃校の活用については様々なカタチで進んでいます。
都心部では建物を壊し、その土地にタワーマンション、ホテル、商業施設が建てられています。地方では建物を活かして道の駅、宿泊施設、水族館、劇場、サーカス学校などに変身し、地域の活性化に一役かっています。
また、第三の道として学校の複合化というカタチもあります。学校の機能を残し、空いた教室を幼稚園、保育園、介護事業所、図書館に転用する方法です。
この場合、学校以外の機能が追加されることによって、施設の機能がパワーアップし更に地域に役立つ存在となります。
一方これまで永大産業は、住宅を中心に木を使った製品を提供することによって、人々の暮らしを快適に豊にすることを目指して来た企業です。長年培って来た「空間開発能力」をコアコンピタンスに用いた経営を行ってきました。
この「みんなで学校を考える」というプロジェクトは、学校を地域の「資源」「器」として考え、その「空間」に何が入っていれば、子ども、先生、地域の人々が快適に過ごすことができるのだろうかという問いからスタートしました。
学校を「教育」という視点だけでなく、「空間」という視点から考えてみれば、もしかしたらいくつかの課題が解決できるのではないかという仮説を持って全5回のセミナーを2019年5月から隔月で開催しました。
◆全セミナー日程
第1回 5月26日(日) 学校×居場所 (終了)
第2回 7月28日(日) 学校×地域 (終了)
第3回 9月29日(日) 学校×あそび×まなび(終了)
第4回 11月23日(土) 学校×そだち×まなび(終了)
第5回 1月25日(土) 学校×支援 (終了)
◆時間
13:00 開場
13:30 開演
13:45 学校の統廃合について(都度タイトル変更)
14:00 ゲスト1
14:20 ゲスト2
14:55 みんなでトーク
16:35 懇親会
17:30 終了
◆司会・進行
尾添侑太 大阪国際大学
<専門> 社会学・コミュニケーション論
<論文> 「後期近代における共同性を再考する」
「共生・共在の比較を手がかりに」 他
尾添先生の司会、進行でゲストと来場者が一緒になって90分間議論し、新しいアイデアを生み出します。
◆ゲスト
第1回 栗本正則(NPO法人 FAIRROAD副理事)
西川孝治(大阪市立市岡中学校校長)
第2回 山岡 崇(河内長野地域活動協議会)
日野貴博(一般社団法人Atlas代表理事)
第3回 川嶋恵子(大阪市立天王寺図書館館長)
根岸基子(にしなりジャガピーパーク運営)
第4回 村井琢哉(山科醍醐こどものひろば理事長)
舟橋常雄(NPO法人homika代表理事)
第5回 山川洋子(介護事業所経営)
糸賀亨弥(一般社団法人wheelchair football japan代表理事)
◆場所
一心寺南會所
◆参加申込
不要
◆参加費
無料
◆後援
大阪市教育委員会 一般財団法人 一心寺文化事業財団